※最終更新日 2023年6月21日
面かぶりキックで体が水平になったら腕を回し始めてもいいと思います。まずはゆったり赤い円を大きくするように回すことから始めましょう。スタート時に大きく吸った息がゆっくり吐けるようになっていれば、5m以上進むことも難しくないと思いますので短い距離を反復練習しましょう。以下は大きく手を回したクロールのアニメーションですが、Aが理想のストロークのタイミングなので、Bのタイミングにならないようにお子さんに見せていただければと思います。(子供は見るだけでできるようになる事が多いです。)
注意点としては、手首が曲がって水面に指先が出ないようにする事、肘も曲がりやすいので親指側をストレッチのように伸ばすようにすると肘が曲がりにくくなります。ただ、子供は頭が大きいので入水時に若干肘が曲がってしまうのはある程度仕方ない部分ではありますが、入水直前まではしっかりと伸びるようにしましょう。
スイミングスクールで呼吸練習が始まったら、まずはサイドキックから練習しましょう。アームフロートを手首に付けておこなうと水に対する恐怖感なく行えます。娘の場合、スイミングスクールでは2018年12月から呼吸練習が始まったのですが、面かぶりクロールで大きく腕が回った11月から片手回しを始めています。
ここで重要なのは頭とキック(足)の位置です。以下のアニメーションは上から見下ろした形で、アニメーションAのように後頭部がグライドしている腕(前に伸ばしている上腕)に乗っている事、キックの振り幅が中心から対称になるように気をつけます。アニメーションBは悪い例で、頭が後ろに落ちて顎が上がらないようにすること、キックが中心線より後ろにならないようにしましょう。
呼吸が止まっていると、力が入りBのように体が大きく揺れますので、呼吸を止めずに泳げるようになりましょう。
ここでは、足が沈んでしまっても問題ありません。上から見て体がまっすぐになっていればいいので、子供ができる短い距離で行いましょう。
以下の動画の25秒〜を参考にサイドキックの練習を活かして以下を気をつけながら片手回しをおこないましょう。
1. 呼吸時にキックが止まらないようにする。
2. 呼吸時に後頭部をグライド側の上腕に乗るように顎を引く。
3. 体が反らないようにし、キックの振り幅が中心から対称になるように。
キックはゆったりと行なう方が力が抜けるので、動画のような柔らかいキックが打てるようになりましょう。細かい速いキックを最初からすると、足全体に力が入ってモモも動かず足首も固いままになるので、まずは足首の力が抜けた大きなキックが打てるようにしていきましょう。
ドリル練習を行う場合、集中して短い距離を繰り返し行います。ダラダラと25mやるよりも効果的ですし、スイム(通常のクロール)に活きなければ意味がないので、ドリルがうまくできたらすぐにスイムを泳がせて確認するようにしましょう。
スイムでうまくできた時には、その後はドリルは必要ないのでスイムのみを練習して行きますが、時間が経つと元に戻ってしまう事が多いので、その時にはまたドリル練習を行ない、うまくできたらスイムという事を繰り返して行くのが最も効率的です。
私は必要以上にドリル練習をする事があまり好きではなく、直したい場所が綺麗になるとすぐにスイムに移ってドリルがいい影響を与えているかを確認するので娘にあまり片手回しをさせた記憶がありません。グライドキックで水平を保てている状態であれば、体が横を向いてもいい姿勢を保つ事ができるのだと思います。
7月〜10月は2ヶ月に1度程度しか公営プールには通っておらず、スイミングスクールの練習でほぼできあがっているので、ほとんど遊びながら水慣れに終始した期間です。11月に腕を回し始めてから5分間の練習では以下のポイントができているかをチェックしアドバイスしていきました。
1. 体幹が真っ直ぐになっているか。(キックは対称に動いているか)
2. 腕は大きく回っていてかつ曲がっていないか。
3. 呼吸は顎を引いて、しっかり吸って吐いてができているか。
4. キックは止まっていないか。