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大人水泳(3.重力・浮力を最大限に使う。)

※最終更新日 2020年11月14日


アニメ[B]のように入水後に一直線になる事で前面抵抗が減れば、体重を乗せて水中に潜るスピードが維持できます。アニメ[A]よりもスピードが維持できるという事は、同じように入水すれば以前より深く潜れてしまうことになり、その分を深く潜らずに前への力に変えて行ければ、1ストロークで数cm程度ストロークが長くなるかもしれません。それを何十ストロークも続けるわけですから、たとえ1ストローク1ミリであっても効率的です。

また、水面に浮上する際に体を反って上がってくる方が大半ですが、深く潜らずに入水しているので、体を反らずとも肺の空気の浮力によって浮き上がる方が効率的です。逆に体を反る事で前面抵抗が増してしまいます。(浮力の力については「体の動きの連動」の「キックのタイミング」にて更に解説しています。)

スピードが維持できると、次のストロークが軽くなるので(止まった自転車を動かすのには力がいりますが、走っている時のペダルは軽いのと同じです)、泳ぎの繋がりが良くなってスピードが落ちにくくなります。

注意点としては、肩関節の可動域には個人差があるので、ストロークのタイミングや入水後の深さなど、ご自分に合った場所を見つける事が重要になります。

大人水泳関連リンク

大人水泳 (1.何のために泳ぎますか?)
大人水泳 (2.前面抵抗を減らす)
大人水泳 (3.重力・浮力を最大限に使う。)
大人水泳 (4.体の動きの連動)
大人水泳 (5.最小限の力で進む)
大人水泳 (6.選手との違いを理解する[速く泳ぐ場合も同様])
大人水泳 (7.水泳というスポーツとは?)