※最終更新日 2020年3月21日
現在、なかなかプールに通えない方のために陸上でできる練習方法から、バタフライのスイムに繋げて行くためのドルフィンキックの泳ぎ方について解説させて頂きたいと思います。
以下のアニメーションは陸上でドルフィンキックを行うための頭の動かし方を解説しています。ドルフィンキックをする時に頭を動かすか動かさないか議論されたりしますが、上級者でも頭の動きを意識していいと思います。なぜなら日常生活で背中を丸めて反るという動作を繰り返す事はほとんどありませんので背中が固い方が大多数であるからです。
アニメーションでは鼻を基準に円を描いていますが、6〜12コマ目まで顎を前に出していくので、顎で円を描くように動かすと感覚を掴みやすいのでは?と考えています。あまり大きな動きは必要ありませんが、ソフトボールでは小さいのでバレーボール程度の大きさの円を描くようなイメージでおこなっていただければと思います。横から携帯のビデオで自撮りしながらやると動きの確認も可能です。
背中の柔軟性を高める事は非常に良い事で「背中 柔軟性」でググるとたくさんの記事が出てきます。(この記事の最下部にいくつか紹介させていただきました。)といってもすぐに柔らかくなるわけではありませんから、長いスパンで取り組んで行くという意味でも中級者、上級者でも頭の動きを加えてストレッチ効果を高めて行く事は非常に有益であると考えています。
実際のドルフィンキックは、まずは呼吸をせずに5〜10m程度進んで行ければいいと思います。陸上と同じように円を描くようにおこないますが、実際には前に進んでいるので円には見えません。陸上練習と水中練習を繰り返して背中の動きを覚えましょう。
キックはあまり膝を曲げず、うねりの幅を超えないようにキックします。背中がうまく使えると、大きい動きをしなくてもしっかりと進むようになりますので、最終的にはこのようなドルフィンキックを目指していただければと思います。
スイム時には2回キックで1回のストロークをおこなうので、Bのようなキックになります。第一キック後に顎を前に出しながら上目遣いで前が見えるようになった所で頭の動きを止め(7コマ目)キックを打つ少し前(24コマ目)から顎を引き始めて背中を丸める準備をし、完全に顎を引いた所(30コマ目)からキックを打ち始めています。
もしBように潜る事ができなかったとしても、「1000mバタフライを泳いでも息が切れない泳ぎの極意」で解説させていただいた通り、リカバリーが水面を引きずらなければ勢いで潜る事ができるので、うねりとキックのタイミングをアニメーションを見ながらしっかりと覚えましょう。
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